狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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晩餐会

こちらに早速乗っからせて頂きましたよ(゚д゚)


お料理教室シリーズ


多分乗ってくると思われるもう1人と極力被らないように意識しつつ…
どうだろう、かぶってたら書き直すかもです(´ω`*)

友達のSSに乗っかったり、相互リンクするのが楽しい(゚д゚)






宛先:狼牙志士隊/X
件名:晩餐会の招待状

本文
EmperoR邸にて行われる晩餐会へご招待致します
本日18時より
ドレスコード有り
精一杯のおしゃれをしてお越し下さい

本日の担当シェフ
狼牙志士隊:セルヴィス
X:セリカ

ご来店心よりお待ちしております

オーナー:シュヴァリエ


こんな電信が送られてきたものだから、驚いて電信機を
取り落とすところだった。

…セルヴィスが料理、だと…?


【晩餐会】


「だ、大丈夫でしょうか…?」

「うむ。セルヴィスは以前、うちの台所を半焼させたからな…。
 シルヴィア殿がいるのだ、問題ないとは思うが…」

居間で爺様と楼華が心配そうに話している。
2人はもう着替え終えたのだろう、早いものだ。

俺はというと、ドレスコード有りと言われたので、
たまにはイメージを変えてみようと洋装をする事にした。

元いた世界で着た事のある、黒色のスーツ。
久々だったのでネクタイを締めるのに手間取ったが、問題はないだろう。
胸元には、フライハイトの勲章。

…そうだ、たまには髪を下ろしてみようか。
オシャレっぽくは見えるだろう。
束ねていないと、背中の中央くらいまである。
…そろそろ切るべきだろうか。


…鏡などがないから、いまいち自信が持てぬが、
とりあえず2人を待たせすぎるのも悪い。

そう考えて、俺はそのまま外に出た。


「すまないな、2人とも。待たせてしまった」


戸を開けて俺が出ると、爺様が「ほう…」と声を上げる。
爺様も普段のラフな格好ではなく、スーツ姿。
まさに、ロマンスグレーの紳士、と言った感じだ。

楼華は白いドレスに身を包んでいる。
露出は控えめで、装飾もほんの少しついてある程度の、
落ち着いた楼華らしいドレス。
確か以前、髪を結ったお礼にと、理良殿に見繕って貰ったのだったか。


「狼厳、そういう格好も様になっておるな。
 見てみろ、楼華など見惚れてしまっておるわ」

「………っ、ウォ、ウォルフさん!もう、変な事
 言わないで下さい!」

「ふふ、世辞でも嬉しい。爺様も、随分と雰囲気が変わるな。
 それに楼華も。そういった服もよく似合うな。綺麗だぞ」

「…!あ…ありがとう、ございます…」





そんなやり取りをしながら、屋敷を出る。
普段とは違う服装だからか、洋館に向かうまでの間、
やたらと人目を引いた。

それでも、特に気にせずに洋館に向かう。
ここに来るのも幾度目だろうか。第二の我が家と言って良いくらい、
頻繁に訪れている気がする。

コンコン、と戸をノックすると、こちらも
着飾ったシャル殿が戸を開け、極上の笑みでシュヴァリエ殿が出迎えてくれた。


『お待ちしておりました、お客様』

「こんばんは。今宵はご招待に与り、光栄だ。
 …屋敷が焼け落ちていないようで安心した」


そんな事を話しながら中に入ると、コックコートに
身を包んだ女性陣。セリカ殿もそこにいた。
レオルは…まだ来ていないようだ。


『わー!狼厳兄様、いつもと違うね。洋装だー!』

「たまには、な。セリカ殿、その格好、似合っているぞ」


物珍しいのだろう、洋装の俺に駆け寄ってくるセリカの頭を
ポンポンと撫でる。


「……」

『セルちゃんセルちゃん、ボーッとしてないで、ほら』


と、シルヴィア殿の隣にいたセルヴィスが、シルヴィア殿に
押し出されるようにして俺の前に来る。
見慣れない格好だが、こうして見ると、似合っているものだ。

料理をチラリと見ると、形は不恰好ながら、懸命に作ったのが見て取れる。
本人は出来が心配なのだろう、いつものしかめっ面の中に、微かに
心配そうな色が含まれていた。

俺はぽん、と頭に手を置き、優しく撫でた。


「頑張ったな、セルヴィス。どれも美味そうだ」

「…当然だ、この愚か者が。
 …シルヴィアの、手助けがあったのだから」


少し照れたように頬を染め、視線を逸らすセルヴィス。

しかし、お世辞ではなく、本当に美味そうだ。
レオルが来ていたら、すぐにでも胃の中に入れてしまいたいほど。
楼華と爺様も、その出来栄えに驚いた様子で、セルヴィスを
しきりに褒めていた。


『…セルちゃん、本当に頑張ってたんだよ!
 それに楼華さんだって、いつも料理作ってるんだもん。
 ちゃんと労ってあげてね?』


その様子を少し離れて見ていた俺に、こそっと後ろから
シルヴィア殿が耳打ちをする。


「ああ、分かっているさ。
 …シルヴィア殿も、今日は有難う。
 セルヴィスもきっと楽しかっただろう」


そう言って、シルヴィア殿の頭もぽん、と撫でる。
…どうにも、この癖は抜けないな。
セルヴィスの表情を見ると、料理をする事より、
『友達と何かをする』という行為が、とても楽しかったのだろうなと思えた。


セルヴィスに友として接してくれるシルヴィア殿に。


毎日俺達に料理を作ってくれている楼華に。


今回頑張ってくれたセルヴィスに。


いつも俺達を見守ってくれる爺様に。


そして、この場を共有してくれている、素晴らしき我が友人達に。



数え切れないほどの感謝をして、晩餐会の開始を待つ。

今宵は楽しい夜になるだろうという、確信に似た予感を抱きながら。
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Comment

NoTitle 

>>屋敷が焼け落ちていないようで安心した
そもそも現在地下にジョゼの部屋があるので
よく爆発している可能性がある←
ふっ、調理の火災程度では焼け落ちぬよ(何

これは続編が楽しみだねえ
しっかりセルちゃんらしくなってるかなーと思いつつ
セルちゃんらしく扱えたようでよかったと一安心

しかし狼厳のスーツ姿とは…!
その後の夜は勿論怪しい薬ルートですね(また
  • posted by 皇帝 
  • URL 
  • 2013.03/05 02:18分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

狼厳さんサイドキタ!
敢えて執筆停止してて良かった!(ぁ)
明日(今日?)辺りにまた続き書いちゃおうねぇ

しかし台所半焼ってある意味才能だと思うんですよね……!
あかん……早く行かないと胃袋宇宙な二名に全部食べられてしまう!
  • posted by X 
  • URL 
  • 2013.03/05 02:44分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

皇帝殿>
Σジョゼット殿爆発させたりしてるのですな!?
け、怪我がないのが不思議である…!(ぉ

ふふふ、続きはX殿に押し付ける作戦なのです!
セルヴィスはセルヴィスらしくて可愛かったのです(´ω`*)

Σまた薬ルートですって(アタフタ
これはあの話の前ですな、きっと!(゚д゚)

X殿>
続きですって(正座待機
ふふふ、続きを押し付けよう作戦成功である(ぉ

爺様と狼厳、2人揃えば一食1万キロカロリーは
ぺろりなのである(ぉ
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.03/05 07:03分 
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  • [Res]

 

狼厳さんのスーツ姿ですって…!(ガタッゴッゴロゴロ)

これでセルちゃんもお料理スキル上がるかな?
  • posted by ぷちうさ 
  • URL 
  • 2013.03/05 10:24分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

ぷちうさ殿>
ふふふ、たまにはスーツ!
昔は着たこともあるのだ(*´∀`)

コツを教わったから、だいぶ
上手くなってるはず!
この後日譚みたいなのも
書いてみようかなと思うからそこで
披露するかも?(´・ω・`)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.03/05 12:13分 
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  • [Res]

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