狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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狼厳と楼華-2

はい、第二幕なのですよ!(゚д゚)

ちなみに、ここでは全然あだるてぃではありません!
次あたり、でしょうか…(´・ω・`)

ちょっとだけ閲覧注意?


「ふう…こんなところでしょうか…」

私の家に着くと、早速掃除開始。
…とは言っても、留守の間にシズクさんが気にして
たまに庭は手入れしてくれていたみたいで、やる事と言えば
家の中の掃除くらい。

日没を待たずに掃除を終わらせる事が出来た。


【狼厳と楼華-2】


「お疲れ様。では、俺は宿を取ってくるよ」

掃除を手伝ってくれた狼厳さんは、汗を軽く拭ってから
そう言って家を出ようとする。
…わざわざ護衛でついてきて貰って、その上おもてなしもせずに
宿に泊まらせる、なんて…。
そう思った私は、慌てて狼厳さんの服を摘んで引きとめた。

「ん?」

「あ、あの…今日はお世話になりましたし、折角ですから、
 うちに泊まって行かれませんか?
 客室にお布団や寝間着なども、確か取ってあったと思いますし」

言っておいて何だけれど、普段一緒に暮らしている狼厳さんとは言え、
自分の家に泊まっていくように誘うのは、結構勇気がいる。

「む…しかし、それでは楼華が寛げないのではないか?
 俺は助かるが…折角の里帰り、気を遣わなくても良いのだぞ?」

狼厳さんは振り向いて、私を気遣ってそう言ってくれる。
けれど私としても、狼厳さんと一緒の方が何かと落ち着くし、
それに…。

「大丈夫ですよ。それに、この家には私以外いませんから。
 1人でいるのも退屈ですし…ね?」

そう、両親は大分前に病気で亡くなっているし、桜駿も
今日は屋敷にお留守番させている。
私の家は、狼牙志士隊の屋敷ほどではないけれど、広いほう。
だからこそ、1人でいると、寂しさが募る。

狼厳さんもそれを察してくれたのか、優しく微笑んで、
大きな手を頭の上にぽんと乗せ、ピピン君に対するのとは違う
優しい手つきで、私の頭を撫でてくれた。

「では、お言葉に甘えて…世話になるとしよう。
 そうだ…折角だし、今夜の夕飯はシズク殿のところで食べないか?
 楼華も旅で疲れたろう。里帰りの間くらいは家事を忘れ、
 ゆっくりと休むと良い」

「あ、そうですね。シズクさんのご飯、久しぶりに食べたいですし。
 …でも、狼厳さん…」

「あまり食べ過ぎるな、と言うのだろう?分かっているさ。
 店で使う食材が底をついては大変だからな」

「うふふ…はい。分かって下さっているなら、良いです」

そんな話をして、出かけようと準備をしていると、
家の戸を叩く音がした。
返事を待たずにガラッと戸が開かれ、シズクさんが顔を覗かせた。

『楼華ちゃん、狼厳様、夕飯まだだよね?うちで作っちゃったから、
 食べにいらっしゃいな。ピピンも皆と食べたいって言ってるし』

「ああ、丁度良かった。今からそちらに伺おうと思っていたのだ」

シズクさんの言葉に、狼厳さんが微笑んで応じる。
私も狼厳さんと一緒に向かおうとしたのだけれど、トントンと
シズクさんに肩を叩かれ、立ち止まる。

「?どうなさいました?」

『悪いけど、狼厳様。ちょっとアタシは楼華ちゃんに話があるからさ。
 先に行っててくれるかい?場所は分かるだろ?』

問いかける私に意味深に笑ってみせてから、シズクさんは
狼厳さんにそう声をかけた。

「ん、分かった。では、先に行っている。後でな、楼華」

「あ、はい。私もお話が済んだらすぐに行きますね」

狼厳さんは大して疑いも抱かずに、私に手を振ってから歩いて行った。
その姿を見送ってから…シズクさんが、私のほうに向き直って、
声を潜めて話しかけてきた。

『…それで、楼華ちゃん。どうなんだい、将軍様とは?』

「あ、はい。狼厳さんも、皆さんもとても親切で…楽しく暮らしていますよ」

『…そういう意味じゃなくて、だねぇ…』

私の返答に、シズクさんは小さく肩を竦めて。


『…将軍様とは、もう男女の仲、なのかい?』


と、とんでもない事を尋ねてきた。
私の思考が一瞬、停止して…次の瞬間、顔に一気に熱が集まる。
その反応を見て大体の察しがついたのか、シズクさんは大袈裟に溜息を吐く。


『やっぱりねぇ…あの人も楼華ちゃんも、そういうの疎そうだしねぇ。
 いいかい、楼華ちゃん。ああいう人には、自分からグイグイ
 行かなきゃダメだよ!“夜這い”の1つでもかけちまいな!』

「よ、よば…っ!?ななな、なに言ってるんですかシズクさん!
 もう、行きますよ!狼厳さんがお腹空かせちゃいます!」


シズクさんのとんでもない発言に、私は多分、耳まで真っ赤になっているのだろう。
これ以上は聞くまいと、急いで家を出て食事処に向かう。
その後ろから、何処か楽しそうにしながら、シズクさんも続く。

皆でわいわいと食卓を囲んでいる間も、私の心の中には、
あの単語が引っかかっていた。
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Comment

 

おぉー?
楼華さんが攻めに回るですか?
これは予想外。
まぁでも動かないと狼厳さん鈍感だから気付いてくれなさそうですし…
楼華さん、苦労してますにぇ…(ほろほろ
  • posted by しろうさぎ 
  • URL 
  • 2013.02/11 01:22分 
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  • [Res]

 

しろうさぎ殿>
ふふふ…さて、どうなる事やら…!
1つだけ言えるのは、狼厳くんは意外と
どSだという事です(゚д゚)(何
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.02/11 02:40分 
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  • [Res]

 

よ、よ、よ…よば…!
マジか、そういう方向なのか
それはつまりオイシイ場面がみられると取っていいんだな!

楼華は矢張りイケイケタイプか!そうなのか!
幸せ者めが…っ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

天然侍恐ろしい子…
  • posted by 皇帝 
  • URL 
  • 2013.02/11 02:57分 
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皇帝殿>
寝ようと思ってたのに書き出したら止まらなくなって
書き上げちゃったよ!(゚д゚)
でもアップは日付変更後あたり(´ω`)

…これ大丈夫だろうか…セルヴィスのときより激しめにーと
思ったらそこそこヤバそうなの書いてしまった気が。
オイシイ場面か否かは分からないけど楽しみにして
くださいませ!(゚д゚)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.02/11 03:37分 
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楼華さんが夜這いだなんて…これは正座して待機ですね!
前回ピピン君の元気そうな姿も見られたし、私歓喜。


しかしあだるてぃなのが増えててそろそろ鼻血出そうです(ぇ
  • posted by ぷちうさ 
  • URL 
  • 2013.02/11 10:18分 
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ぷちうさ殿>
ふふふー一応書き上げました!
けれど深夜のテンションに身を任せたので大丈夫か不安!
ピピンは里で元気に暮らしております。
今後はたまに出すよ!!

確かに最近増えつつありますな…良きかな良きかな(´∀`)(ぉ
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.02/11 11:51分 
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