狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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無言の叫び-返信・狼厳サイド

リンク先の、X殿の

無言の叫び

への返信話なのですよ!(゚д゚)

銀髪オッドアイで薔薇を背負ったあの方も返事を書くのは確実と睨んだので、
あえて途中で終わらせ、かぶらないようにしてみました(`・ω・´)



肌寒い空気の中、夜空に満月が煌々と輝いている。
社での軍議が思いのほか長引いたが、こんな夜景を
見られるのであれば、たまには悪くないものだ。


…そんな事を思いながら屋敷への帰路を急いでいると、
緑色の光が点滅しているのに気付いた。

世界の情勢や事件などを伝えてくれると同時に、
電信のやり取りを可能にしている、帝国産の機械だ。

それを取り出して見ると、見慣れた名前の少年からの、
一行だけのメッセージ。
そこに込められた、声なき言葉が、何故か…届いた気がした。


【無言の叫び-返信・狼厳編】


俺はそれを確認して、一度屋敷に戻る。
どちらにせよ、首都イズルミからレオルの
屋敷に向かうには、屋敷は丁度通り道だ。

それに早めに戻らないと、楼華あたりは寝ずに
俺を待っている事が多いから、申し訳ない。

…というか、戻らないと説教を食らう。

屋敷に戻ってみると、案の定灯りが点いている。
玄関を開けて中に入ると、楼華が出迎えてくれる。


「狼厳さん、お帰りなさい。お疲れ様でした。
 お風呂、用意出来ていますよ。それとも、ご飯を
 先に召し上がりますか?」

セルヴィスに爺様はもう眠っているのだろう、少し声を
潜めながらそう尋ねてくる。
俺もそれに倣って小声で、楼華に返した。

「いや…すまない、楼華。実はな…」





「そうですか…レオルさんから…」

レオルから届いた電信の事を簡単に説明すると、
楼華は何か思い付いた様子で、台所に姿を消した。
暫くすると…良い香りと共に、楼華がタッパーに詰めた料理を
幾つか詰めた袋を持って戻ってきた。

「楼華、それは?」

「今夜作っておいた、肉じゃがやらに、おにぎりです。
 きっと…『あの人』も向かっていると思いますから、
 人数分のおにぎりとおかずを用意してます」

きっとこれが、今一番役に立つかな、と思いまして。
そう続けて微笑む楼華。

…流石だな。届いた電信について話しただけなのに、
俺の意思をしっかりと汲み取ってくれる。

「そうだな。これは、きっと大いに助けになるだろう」

「はい。冷めてしまう前に、行ってらっしゃい。
 遅くなりそうですし、私は先に眠らせて頂きますね?」

「ああ。お休み、楼華」

見送ってくれる楼華に手を振りつつ、俺は再度屋敷から出る。
目指すのは、レオルの宿舎。

つまみ食いしたい衝動をグッと堪えつつ、虹色水竜のレインを走らせる。
寝ていたところを起こされて少し機嫌が悪そうだが、
事情を話したら喜んで乗せてくれた。何だかんだで物分りの良い奴だ。





それから、1時間とかからず、レオルの宿舎に辿り着く。
適当なところでレインに待って貰って、そっとレオルの部屋の
様子を窺う。…が、カーテンが閉まり切っていて、中の様子は見えない。
玄関を叩くには失礼な時間だ。
俺はそっと、レオルの部屋の窓を軽く叩いた。


レオルは、1人を好むが、独りを嫌う。
気難しくも心優しく、頼もしい我が友にして、好敵手。

そんな彼に人の温もりを伝える。
それに、は友や親しい人と囲む食卓を経験して貰うのが、一番だろう。
考えてみれば、レオルと食卓を共にする機会はあまりなかった。

セリカ殿やヴィンス殿と共に食べるのも、きっと美味しいだろう。
しかし、友と食べる料理がまた違う味わいだと、レオルに伝えたかった。

未だ温かさと美味しそうな香りを保つ、楼華の料理を片手に…
その閉ざされた窓が開くのを、俺は待っていた。
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Comment

 

ま、窓を開けないとっ……いけない気がしてきたよ!
リレー小説?ふふ……そういう形式になるのなら上等です!(←)
狼厳さんの熱い優しさがひしひし伝わってきます……(´;ω;`)
  • posted by X 
  • URL 
  • 2013.02/01 23:50分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

アウアウ!
書き終ったけど全然違う方に進んでてリレーにもならねえ!
バトンすら通ってねえ…!(全力で失敗した感)
被る要素全然ないから続けてください!
続編待機しますから!ええ!

>>つまみ食いしたい衝動をグッと堪えつつ
ここすげえ狼厳らしいな…!と思って
ちょっとにやついてしまった
  • posted by 皇帝 
  • URL 
  • 2013.02/02 00:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

X殿>
ふふふーさあ開けるのだー開けるのだー(゚д゚)
リレー小説!ふふふ、それもまた一興…!
優しさとかっ。友達が困ってたら助けるのが
侍なのですよ!(゚д゚)

皇帝殿>
なんと!?Σ
繋がってませんか…無念…!(´;ω;`)
でも皇帝殿のも読みたいのですよ!(゚д゚)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.02/02 00:14分 
  • [Edit]
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