狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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灼熱の地での攻防

野良屋の方々にご出演いただきました!
ふとした話から、こんなSSを書いてみようと思って
頑張ってみたのですが…

ものっ凄く駄文になりました!
ごめんなさい!!orz

むぐぐ、やはり俺はシリアスが書けないのか…(´;ω;`)


その日、狼牙志士隊に与えられた任務は、
イズレーン皇国とマッカ連邦王国の国境付近に出没する
賊徒を撃退する、というものだった。

オンスル族がイズレーンの民となった事を不満に思う輩も多く、
時折こうした事態が起きるのだと、ソウガ殿が言っていた。

精強なマッカの兵とは言え、英雄格は不在。
そう聞いていた俺達は、爺様を屋敷の守備に残し、
3人でマッカの地へと赴いた。


【灼熱の地での攻防】


『く、くそ…退け、退け!』

戦闘開始から、およそ10分。
元より小規模であった敵との戦いは、呆気なく終わった。

俺とセルヴィスが前に出て相手と戦い、遠方から楼華が
相手の足を射抜き、機動力と戦意を奪う。
恐らく死にはしないだろうが、これだけ力量の差を見せれば、
当分はこの近辺には近づこうとしないだろう。

刀を鞘に収めて2人に視線をやると、暑さのせいで汗をかいてはいるが、
傷を負った様子も息を切らしている様子もない。

「終わったな」

俺がそう声をかけると、2人も武器を収め、持参していた手拭いで
汗を拭きながら、俺のもとに集まってきた。

「そうですね。お2人とも、怪我がないようで何よりです」

「…早く帰ろう。マッカは暑くて敵わん…」

楼華は軽装だからそうでもなさそうだが、セルヴィスは
本格的に暑そうだ。
あの鎧も、全身鎧の割には通気性が良く快適なのだが、
それでもマッカという地では焼け石に水なのだろう。

腰に提げておいた水筒を手渡し、屋敷に戻ろうとした瞬間…
反射的に、刀の鯉口を切った。
突然の俺の反応に、2人は驚いたようにこちらを見ている。

「ど、どうかなさいましたか、狼厳さん?」

「…気配を感じる。これは…恐らく、英雄格の者の気配だ」

風が強く、砂塵が視界を遮っている。
しかしその先に、確かに強い気配を感じたのだ。

俺の言葉に、楼華とセルヴィスも顔を引き締めて、再び各々の武器を手に取った。
じわり、じわりと…気配がどんどん大きくなってくるのを感じる。


そして…砂塵の中から現れたのは。

『あれ…。あちゃー…今回のお仕事の相手は狼厳さんか…』

見知った顔が、3人。
付き合いの長さでは楼華やセルヴィス以上の、野良屋の面々だった。
俺の顔を見た、ケルベロスに跨った青年…サロウ殿が、軽く頭を押さえてそう言った。

「このような場で会うとは。…もしや、先程の兵士達の援護に来られたのかな?」

俺は刀を鞘から抜き、中段に構えてからそう尋ねる。
顔見知りだからと、侮ってはならない。

彼らはマッカ連邦の将。
それも…中盤戦に選出されるほどの、武勲を挙げているのだから。

『もうやられちゃったんだ!?もう、だから言ったじゃん…
 石なんか拾ってないで早く行こうって!』

そう言って黒髪の青年をジト目で見ているのは、ハニスタ殿。
彼女も俺やサロウ殿と同じく、異世界の出身である。

そして…そんな2人を率い、野良屋のリーダーを務めている、サグ殿。
普段戦などには然程興味を示さず、鉱石集めに没頭している彼だが…
俺を見据えるその目は、『武人』のそれであった。

『相手が彼だと知っていれば、鉱石集めは後にした…』

そう呟いて、サグ殿は刀を抜いた。
刀身から白煙が立ち、その周囲の風景が微かに歪む。

フレア・ストライク。
炎の力を宿す、サグ殿の愛刀だ。

サグ殿が臨戦体勢を取ると、ハニスタ殿は援護の用意をし、
サロウ殿は身の丈に匹敵するほどの大斧を、軽々と持ち上げて、
それぞれ戦闘体勢を整える。

知己との戦はやりにくい、と聞くが…これは、それとは違う。
純粋に互いの力と力をぶつけ、比べてみたい。

そんな欲求に駆られ、俺も刀を上段に構えなおした。
狼牙一刀流の本来の構えだ。

セルヴィスと楼華も構え…暫し、睨み合う。

先に動いたのは、サグ殿だった。
脇目も振らずに俺に向かってくる。
楼華がサグ殿に矢を射掛けようとしたが、それよりも先に
俺も前に出て、上段から刀を振り下ろした。

甲高い金属音がして、光明之太刀とフレア・ストライクが交錯する。

「楼華、セルヴィス!手出しは無用だ…サグ殿は俺が抑える…!」

ギリギリと、互いの力と力を正面から競う鍔迫り合い。
そんな2人の間に入ろうと、ハニスタ殿が支援に駆け寄ってくるのが
視界の隅に見えた。

が…そんなハニスタ殿の足元の砂に、トスッと矢が放たれた。

「ハニスタさん…申し訳ございませんが、狼厳さんの
 邪魔をさせるわけには、いきませんよ…」

楼華が、ハニスタ殿の足止めをしてくれているようだ。
とはいえ楼華もハニスタ殿とは顔見知り。
互いに牽制し合い、俺達の間に入れないようにしている、という感じだ。

一方、その反対側でも、金属音が響いていた。
そちらではサロウ殿が斧を振るい、それをセルヴィスが
二本の剣で器用に捌く、そんな勝負が展開されていた。

各々が各々で、一騎打ちをしている…そんな状況だ。

『…俺は、あなたを超えて行く…!』

サグ殿が、一層力を強めて、俺をグッと押す。
俺も負けじと押し返すという互角の力比べが暫く続き、
やがて、ほぼ同時に後方に跳んで、距離を取った。

俺は明らかに高揚していた。
サグ殿は、かつて俺が知っていた頃よりも、遥かに強くなっておられる。
ならば…俺も、持てる力の全てでぶつかるのが、武人としての礼節。

俺は上段に構えた刀を、グッと握りなおした。
光明之太刀が、その輝きを一層強くしていく。

「…さぁ、サグ殿。勝負と参ろうか。
 我が渾身の一太刀…耐え切れるか…!?」

そして、俺はサグ殿目掛けて、狼牙一刀流の秘技を放った。





勝負は、辛うじて俺達が勝利する事が出来た。
だが、想像以上に強くなっていた相手に、俺もセルヴィスも、
楼華も苦戦を強いられた。

…だが、それが何処か、嬉しくもあった。
皆もそれは同じだったようで、疲れてはしたものの、
何処か充実した、そんな顔をしている。

これから野良屋の面々は、きっともっと強くなるのだろう。
そう考えると、俺も負けていられないなと…改めて、
身の引き締まる思いだった。
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Comment

 

おお~狼厳さんの世界にサグ達があぁ!めっちゃ嬉しい!!
台詞も雰囲気もまさしく野良屋です、どうも有難うございますー!
これは実力も伴った好敵手にならんとあかんな(キリッ
  • posted by のら 
  • URL 
  • 2013.01/23 20:53分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

のら殿>
正直口調やら自信がまるでなかったのですが、
合っているのでしたら良かったです…っ!orz

ふふふー今日遠征で、サグ殿が雇われている部隊と戦いました…
専用台詞発動しました(´∀`)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.01/23 21:28分 
  • [Edit]
  • [Res]

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