狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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恋愛模様-4

中の人の恥ずかしさがピークに達しそうなレベルです。

とんでもないアマアマなSSに…
つ、次のシリーズではシリアスな戦闘ものを書こう…(`・ω・´)




部屋を出たのは、2人ほぼ同時だった。
向かい合わせの部屋同士。
防音がしっかり為されているので互いの声は
聞こえていなかったが、事前に考えていた内容が
内容だったため、お互いに小さく会釈をして、
楼華は台所に、セルヴィスは屋敷の外に向かった。


【恋愛模様-4・楼華】


備蓄してあった製菓用チョコレートを、
使い慣れた包丁で細かく刻む。

それを湯せんで綺麗に溶かしてから、水の入ったボウルに、
溶けたチョコの入ったボウルの底を当てて少し冷やす。
そうしたら今度はチョコが熱くなり過ぎないように気をつけて、
ゆっくりとかき混ぜていく。

そうしてから形を取って、冷蔵庫に。
これでちゃんと固めてしまえば、完成。

…なのだけれど。

「…形、大丈夫でしょうか…」

心配になったのは、選んだ形。
無難にハート型にしてみたのだけれど、露骨…だったでしょうか。
少し崩して、おにぎり型…なんていうのも…
駄目、それだと多分何も伝わらない。
相手は鈍感さに関して他の追随を許さない、と言っても、
きっと過言ではないと思うから。

…いえ、決して伝えたいわけでもないのだけれど。

「…ん、随分甘い香りがするな?」

そんな事を考えていると、背後から聞き慣れた…今一番
聞きたくない声。思わずドキッとしてしまったけれど、
それを表に出さないように。冷静に、冷静に。

「…あら、狼厳さん。どうなさいました?」

「いや、少し喉が渇いてな。何か飲もうかと思ったのだが…」

「あ、それでしたら後ほど、お部屋にホットミルクをお持ちします。
 お菓子も一緒に持っていきますから、完成まで待っていて下さいますか?」

「ああ、分かった。すまないな、楼華」

そんなやり取りを終えて、部屋に戻る狼厳さんの背中を
目で追いながら、私は心の中で少し喜んでいた。
チョコを渡す絶好の機会が、向こうから与えられたから。
おやつと言って渡せば不自然ではないし、わざわざ呼び出したりして
変に皆の注意を引くこともないはず。

ホットミルクの用意をしながら、私はチョコレートの完成を、
少しそわそわしながら、待つ事にした。
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