狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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恋愛模様

以前セルヴィス登場時、ギルドメンバーの方のとある
妄想を、ちょっとSSにしてみました(゚д゚)

…ミョーに恥ずかしい!



なお、このSS内の2人の感情はフィクションかも知れないし
そうでないかも知れません!(`・ω・)


『あの…これ、受け取って下さい!』

狼牙志士隊の面々が、遠征とは別に任務としている
魍魎退治から戻ってくる最中。
立ち寄った里で、見たところ十代くらいの女が、
可愛らしいラッピングの施されたハート型のチョコを、
すっと差し出した。

「…私に、か?」

それを差し出されたセルヴィスは、困惑した表情を浮かべながらも
それを受け取り、ぎこちなく笑って礼を言った。


【恋愛模様】


「…はぁ…」

屋敷に戻ってから、幾度目の溜息だろうか。
あの後、屋敷に戻るまでにセルヴィスが5回、
狼厳が6回、ウォルフガルドが4回、呼び止められて
チョコレートを差し出されていた。

「…何を気落ちしているんだ、セルヴィス?
 国民から応援して貰えている証だぞ。喜ばしい事じゃないか」

頂いたチョコレートをモグモグと食べながら、狼厳が言う。
何やら手紙もついていたが、それは後で読むつもりでいるようだ。

「…小僧…まさか、素か?」

「…むぐ…何がだ?」

呆れ返った様子で、ウォルフガルドが言う。
狼厳は3つ目のチョコを頬張りながら首を傾げた。

「…今は、刻碑暦999年、2月。…例のイベントですよ?」

「……?」

「…この鈍感男に言うだけ無駄だろう、2人とも。
 …にしても…。…はぁ…」

呆れ返った様子の楼華に、未だ落ち込んでいるセルヴィス。

そう、現在は刻碑暦999年・2月。
チョコレートに想いを込め、想い人に渡す、
そんなイベントが催されている時期だ。

基本的に女性が男性に手渡すものである。
最近では逆も流行りつつあるとか、友達同士で渡す者も
多いらしいが、やはり主流は女性から男性。

…つまり、本来セルヴィスは渡す側であって、貰う側ではない。
それが、セルヴィスの落ち込んでいる理由である。

「…まぁ、何だ。鎧を着ていたから分かりにくい、というのも
 若干なりともあるだろう。あまり気に病むな、小娘」

「そ、そうですよ!私服だったらきっと…ね?」

「…?」

そんなセルヴィスを励ます二人を尻目に、狼厳は頂いた
チョコを軒並み平らげて、同封されていた手紙を集め、
それらを丁寧に重ねてから自室の戸を開けた。

「では、俺は少しこれを読んでくる。何かしらの陳情かも知れぬし、
 戦闘の依頼があれば、また声をかける。今日はお疲れ様だ」

未だ何も察していない様子の狼厳に、3人が同時に、
「はぁ…」と溜息を洩らした。
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