狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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再会(ウォルフガルドRP)

戦場で、懐かしい顔と対峙した。



ウォルフガルドと、セフィド神聖王国・アリエスオーダーのアンジェラ様とのRPです。
許可を頂いたのでお名前をお借りしました…下手な文で申し訳ございません((( ;゚Д゚)))




昔と変わらぬ…否、昔よりも一段と、キレと正確さを増したのではないかと
思うような、力強い戦い方。

並み居る猛者の攻撃を受け、捌き、返り討ちにする。

『剣姫』。

かつてそう呼ばれた姿は、幾分の衰えもなく、戦場にあった。


-----

戦を終え、ウォルフガルドは部隊と離れ、1人セフィドの町を歩く。
慣れた足取りで道を進み、入ったのは繁華街から離れ、ひっそりとした
小さな酒場。

少し辺りを見回していると、カウンターから声が聞こえる。

『遅かったじゃないか。こっちだよ、ウォルフ』

そこにいたのは、剣姫・アンジェラ。
その姿を見、ウォルフガルドは小さく笑った。

「…老けたな、互いに」

『なんだい、二十数年ぶりに会って、第一声がそれかい?
 相変わらず淑女の扱い方を知らない男だねぇ』

そんな軽口を叩きながら、ウォルフガルドはアンジェラの隣に腰掛け、
顔馴染み-と言っても、彼とも会うのは二十数年ぶりだが-のマスターから、
ウォッカを受け取ってそれを煽る。


互いに饒舌な性質ではない。
黙々と隣で酒を飲む、ただそれだけ。
しかし、沈黙は決して重いものではない。

「…益々、腕に磨きがかかったようだな」

ウォルフガルドが、二杯目のウォッカを飲み終えてから口を開いた。
その言葉に、ハッ、と小さく笑ってアンジェラが返す。

『お前さんは弱くなっちまったね。昔はもっと、威圧感があった。
 隠居なんてするからだよ、まったく』

「ふ…言ってくれる。…お前の方は後進の指導も順調なようだな。
 弟子のクリス殿に、うちの小僧が対抗心を燃やしておったぞ」

ウォルフガルドの言葉に、アンジェラは暫し考えて、「ああ」と小さく呟く。

『あの若造かい。確か…狼厳、と言ったか。
 私の弟子に勝つには、まだまだ青いね』

「手厳しいな。だが、事実だ」

『…しかし、筋は悪くないね。このまま鍛えれば、
 少なくともあの子の足元くらいには届くだろうさ』

「ふ…そう願いたいものだ」

そう言ったきり、2人の間に再び沈黙が流れる。
グラスに氷がぶつかる音と、マスターが酒の瓶を整理する音などを
聞きながら、何をするでもなく、黙々と酒を煽る。

気付けば、空は朱に染まり…表通りからは、家路を急ぐ人の声が聞こえてきた。

『さて…そろそろ帰ろうかね』

「そうだな…。今日の払いは儂だな」

手合わせに負けた側が、飲み代を払う。
それが初めて対戦し、杯を交わして以来の約束事だった。

『ふふ、その衰えた腕じゃ、当分はタダ酒が飲めそうだ』

「言っていろ。いつか、払わせてやる」

ウォルフガルドが財布を取り出し、支払いを済ませる間に、
アンジェラは酒場の入り口に向かう。

次に会うのも、戦場だ。

「次は負けぬぞ」

『次も負けないからね』

互いに不敵な笑みを浮かべて、別れの言葉の代わりに、
挑戦状を叩きつけ合い、酒場を後にする。


久しぶりに会った、好敵手。
ウォルフガルドは酔いとは違う、体を走る熱を感じ、
1人笑みをこぼしながら、狼厳達の待つ宿舎へと帰るのだった。
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