狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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来期

イズレーン皇国、最下位。
その報は、些かの落胆と動揺を以て、狼牙志士隊の宿舎へと届けられた。



来期へ向けての決意表明などを
RP風に。





『…終盤にきての他国の盛り返しに、イズレーン皇国は奮戦虚しく追いつけず、
 今期は最下位の憂き目に…』

「…報告ご苦労。下がってくれ」

その報を届けた草の者にそう声をかけ、俺は1つ大きなため息を吐く。
英雄戦直前までは、我が国は二位に肉薄する勢いがあった。

それが最下位に転落するとは、夢にも思わなかった。

自身の無力への憤り。
御大将やアオイ様への申し訳ない気持ち。
そういったものが胸に積もり積もって、吐く息は自然とため息となった。

「…やむを得まい。今回は他国の勢いが強すぎた。小僧はやれるだけの事をやったであろう」

「そ、そうですよ。そんなに気落ちなさらず…ね?」

楼華はいつもだが、普段俺に厳しい爺様ですら、俺を気遣って
そう声をかけてくれる。
しかし、俺は自分が許せずにいた。

『最終将軍を狙う』。そう公言した事が、過去にある。
その発言を、俺は悔いていた。

「……」

爺様達の言葉に返事をする言葉も見つからず、暫し考え込む。

今期の俺はどうであったか。
何か抜かりがあったのではないか。
国内の皆との絆は、確かに育めた。それも当然大事な事だ。

しかし、あまりにそれに偏り、本来の責務を疎かにしてはいなかったか。

俺はイズレーンの士。増してや、イズレーンの天下獲りを目論む人間だ。
このままで良いなど、あろうはずがない。

意を決し、俺は立ち上がる。

「…来期、俺はこの国の英雄を狙う」

2人にそう宣言する。
一瞬、呆気に取られた顔をする2人。
だが、次の瞬間には、揃って不敵な笑みを浮かべた。

「それでこそだ、小僧。それでこそ、天下を穿つ狼。儂も奈落の底まで、共に行こう」

「私もです。遠距離の敵は、私にお任せください」

2人の言葉に一度頷いてから、刀を佩き、屋敷から出る。

期が変われば、黄金の門の影響で時がさかのぼる。
しかし、我々の経験した事は、記憶として残る。
となれば、鍛錬を欠かす事は出来ない。
2人にも考えが伝わったのか、それぞれ武器を手に、俺の後に続く。

「…今期は、我が国の活発さを広く知って貰うため、敢えて道化を演じた。
 その効果の有無は、俺には分からぬ。
 活発さをある程度広められた来期、俺は本来の職務…自らの武で以て、我が国の力を
 他国に知らしめよう」

最下位という恥辱。
それを糧に、俺は前に進もう。
あらゆる敵を屠り、イズレーンの天下を。
そのために、俺は今日も、刀を振るう。

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