狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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狼牙志士隊とおばけ:完

『…チ…勝負ハ一時オ預ケダ。マズハ、奴ラヲ駆除スルゾ…』

すると、悪霊が予想もしない事を言い出した。
この魍魎は、こいつの仲間ではない、というのだろうか…。
ともあれ、2人をあのままにしておくわけにはいかない。



おばけ捜索・ようやくの完結。
…長過ぎる上に…色々とごめんなさい!(土下座





「…それには及ばないぜ」

不敵な台詞と共に、入り口の方角から放たれた一撃。
その一撃が、魍魎の群れを直撃した。

「武人の一騎打ちを邪魔するような野暮な奴らは、俺達に任せておけ」

見慣れた銀色の髪。自信に満ちた、赤と青の双眸。
そして、口に咥えた煙草から漂う煙。

「そうそう。このくらい、私達でパーッとやっちゃうから。
 狼厳さんは、その人との勝負に集中して~♪」

その隣に、場の空気を和らげると同時に、
不思議な頼もしさを感じさせる笑顔を湛えた、金髪の美女。

「早く…終わらせよ。…僕、本の続き…読み、たいし…」

反対側には、何処か眠そうにしながらチョコを齧り、
片手に本を持った少年。
皇国が誇る英雄・シュヴァリエ殿の率いる部隊だ。

「シュヴァリエ殿、シルヴィア殿に、シャル殿…!」

「僕も、いるよ。……シュヴァリエさん、
 僕の獲物も残しといてよ…?」

その奥から、巨大な斧を担いだ、赤髪の少年が現れた。
細身ながら秘めた力は凄まじく、俺も幾度も手合わせしている。

「さ、お2人とも、傷をお見せ下さい。
 わたくしの炎で癒して差し上げますわ」

そして、先程の攻撃で出来た敵の群れの隙間から、
楼華と爺様の元に駆け寄る銀髪の淑女。

「よし、ここまでは予測通りだな…。
 ま、相手は魍魎だ。俺が予測するまでもないか」

赤髪の少年の隣に立つのは、的確に戦況を読み、
次の手を予測する茶髪の青年。

俺が好敵手と一方的に認定している、Xのメンバーも、
シュヴァリエ殿達と共に並び立った。

「レオルさん…エルシィさんに、ヴィンスさんまで…」

「…ふ…これだけの面子が揃えば、魍魎ごとき、物の数ではない。
 小僧!お主はその者との決着を着けよ!」

エルシィ殿の治療を受けた2人も、再び武器を手に立ち上がった。
あのメンバーが、楼華と爺様に加勢してくれるのだ。
魍魎のほうは、問題ないだろう。

…問題なのは、こちらか。

『…フン…アレガ、イズレーンノ将カ…』

「…お主…悪霊では、ないな?」

『…知ラヌナ。…サァ、勝負ノ続キダ…!』


-----

それから程なくして、魍魎の群れは潰滅した。
シュヴァリエ殿と、レオル殿。
皇国屈指の猛者を相手にしたのだ。むしろ魍魎に同情すべきかも知れない。

悪霊と思っていた武人も…少し前までの殺気など嘘のように、
純粋に手合わせを楽しみ、数刻の打ち合いの後、姿を消した。

こうして、俺達の悪霊退治は、幕を閉じた。
…悪霊の正体については…歴史に詳しいであろう、
ラゴラオ殿に、後日聞く事にして。
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