狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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イズレーン皇国の危機

「アンタが狼厳か。良い目をしてるな。
 これから宜しく頼むぜ!」

初めてお会いしたのは、仕官した時。
第一印象は、将軍というよりは、気の良い兄貴分、といったところだった。



初NPC登場RP。
御大将があんなことになったので…!
相変わらず下手です(・ω・)





「…ソウガ様に、わたしの声が届かないのです…」

狼牙志士隊の宿舎に、ソウマ殿を伴って訪れたアオイ様は、
お茶を出した楼華に小さく頭を下げられてから、そう口を開いた。

アオイ様の声が届かない。
それは即ち、御大将の体内に封じられている魔龍が、
その力を強めている事を意味する。

「確かに、最近ソウガ殿の姿を見かけませぬ。…失踪の噂、誠でしたか」

「狼厳の耳にも届いていたか…やはり、隠し通せるものではないね」

心なしか落ち込んだ様子のアオイ様。
その代弁をするように、ソウマ殿が口を開いた。

…とはいえ、ソウマ殿も御大将を兄と慕う方だ。
気が気ではないだろう。


「もう察しはついているだろう。…大将軍…兄さんの魔龍の力が、日に日に強まっている。
 このままでは、そう遠くない将来、兄さんは…」

「まだ…手はあります」

ソウマ殿の台詞の遮るように、アオイ様が口を開いた。
わざわざ国の重鎮2人が、宿舎まで出向いて来られたのだ。
要件は、お聞きするまでもなく、理解できた。


「なるほど…。ご下命を賜れば、この狼厳。如何なる任務であろうと、
 我が身命を賭して、必ずや遂行してご覧に入れましょう」

「流石、兄さんが見込んだ鳳雛達だ。この国の英傑は理解が早くて助かるよ」

聞くと、シュヴァリエ殿やレイ殿・ラピィを始め、この国に所属する者には
軒並み助力を仰いでいるのだという。
国家の重鎮が、臣に『命令する』のではなく、あくまで『助力を仰ぐ』のだ。
この辺りが、御大将やアオイ様、イズレーン皇国の皆の人柄を感じさせる。

それが、俺がこの国を気に入った理由でもある。

「…危険な任務だ。兄さんは今、魔龍の力で魍魎を率い、各地で暴れ回っている。
 狼厳には、魔龍と戦い…傷つけ、その力を弱めて欲しいんだ」

「そうすれば、わたしの声もきっと、ソウガ様に届きます。
 そこからは…わたしが頑張る番です。ソウガ様の心を呼び起こし、
 魔龍の力を再び抑え込んでみせます」

2人の真剣な視線が、射抜くように俺を見据える。
答えなど考慮するまでもない。

俺はイズレーンの臣。
俺の刃はイズレーンに捧げると、御大将に…ソウガ殿に初めて会った時から、
決めていたことだ。

「…爺様、楼華。武具の用意を。ピピンに留守を任せ、我らはこれより
 魔龍の力を弱める任に就く」

「心得ておる。既に用意は万全だ。いつでも行けるぞ、小僧」

「私もです。弓も矢も、しっかりと手入れは済ませてあります」

「3人とも、気をつけてね…。宿舎は僕が守ってるから!」

今も何処かで、御大将は苦しんでいるだろう。
誰よりも民を想い、国を想っていた方だ。

その自分の手で人々を傷つける事に、どれほど心を痛めているだろう。

自然と、刀を握る手に力が入る。
指定の地に向かう足も、早足になる。


「…俺もそろそろ…遊んでいる場合ではない、な」

ぽつりと誰に語り掛けるでもなく呟いて、遠くに聞こえる、禍々しい声の響く場所へと…。
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