狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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狼牙志士隊の歩み・第四歩

久々の更新…!

今回は爺様登場フラグが立つ回であります(´・ω・`)




ピピンを隊に迎え、兵士も何人かついた。
が…俺以外に実戦経験のある者は少なく、
錬度はかなり低い。

俺が指導をしてはいるものの、このまま人数が
増えていったら、一人では手に余るだろう。


【狼牙志士隊の歩み・第四歩-百戦錬磨】


「よし、今日の鍛錬はここまでだ」


走り込みの後の模擬戦を終え、兵士達に声をかける。
未だ新兵と言って差し支えのない彼らは、
戦うための体作りが出来ていない。

この程度の鍛錬でも、倒れ込んで動けなくなっている者もいる。
その点、ピピンは年の割に大したものだ。
多少辛そうにはしているが、どうにかついてきている。

全員に飲み物を配ってやってから、
俺は自分の鍛錬をこなして、与えられている宿舎に戻った。





『狼厳殿、邪魔するぞ』


そして、夜。
俺の宿舎に思わぬ来客があった。

イズレーン皇国の重鎮であり、四神将軍と呼ばれるラゴラオ殿だ。
兵法書を読んでいた俺が慌てて姿勢を正そうとするのを
片手で制して、ラゴラオ殿はどかっと差し出した
座布団に腰掛けた。


『突然邪魔して済まぬな。…昼、お主の隊の調練を見た。
 なかなかに、苦労しておるようだな』

「面目ない…。未だ、兵の指導などは慣れませぬ。
 俺は今まで、人を率いる身ではありませんでしたので」

『なぁに、それは慣れだ。
 …が、お主はじき出世しよう。そうなれば、
 率いる兵の数も増える。1人では手も回るまい。
 …そこで、だ。お主に推挙したい者がおる』


ずい、と身を乗り出し、ラゴラオ殿が言う。
その目は真剣そのものだが、微かに…悲しい色を
伴っていた。


『その者の名は…ウォルフガルド。
 かつては百戦百勝と呼ばれた将であったが、
 故あって前線を退いてな。
 だが最近、マッカとの国境付近に居を構え、
 自給自足の暮らしをしていると風の噂に聞いたのだ』

「…それほどの方が前線を退くとは、余程の事。
 新参に過ぎぬ俺などに、力を貸してくださるでしょうか?」

『お主ならば、と思うのだ。
 どこか、若い頃のあやつに似ておるからな。
 あの頃の平和への渇望をあやつが思い出せば…あるいは』


ラゴラオ殿の目からは、一種の願望が感じられる。
話を聞く限り、そのウォルフガルドという将とは
戦友だったのだろう。
だからこそ、彼の現状を嘆いている。
俺にはそう感じられた。

ラゴラオ殿には、並々ならぬ恩義がある。
ならばこれは、それに応える好機であろう。


「心得ました、ラゴラオ殿。
 明朝、その方の住まいを訪ねてみます」

『…そうか。よろしく頼むぞ、狼厳殿』


そうして俺は、老将・ウォルフガルドの助力を乞うべく、
朝が来るのを待ってから、ラゴラオ殿に聞いた
場所に向かって歩き始めた。
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Comment

NoTitle 

マッカ住みの爺様!
今でもたまに畑仕事をしてらっしゃるそうですね。

狼厳さんの訓練って
やっぱりまず食生活の指導から始まるのでしょうか……(←)
楼華ちゃんまだいないよね……!?
  • posted by X 
  • URL 
  • 2013.06/14 23:33分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

マッカー!マッカとイズレーンの国境近郊の、
土壌が割と豊かな地に住んでおります。
畑仕事は趣味なのです(゚д゚)

楼華はいないので、食事は狼厳だったり
爺様だったり、あとは皇国の食堂(外食)だったりします

ちなみに爺様も狼厳レベルの大飯喰らいなので、
むしろ『男児たる者もっと食うべし』という感じです(ぉ
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.06/15 19:54分 
  • [Edit]
  • [Res]

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