狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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イズレーン皇国へ

狼牙志士隊の歩み・第二歩目!

ちょっと駆け足ですが、イズレーンに仕えるようになった切欠的な!(゚д゚)




シズク殿の家に厄介になった、翌日の朝。
朝食におにぎりを2つと沢庵を頂き、ある程度腹も満たされた。

流石に満腹とまではいかないが、動き回るには十分だ。

「色々と教えて貰った上、食事まで馳走になって申し訳ない。
 このご恩は、いずれ必ず返そう」

『あはは、律儀な子だねぇ。そんな事気にしないで、
 いつでも遊びにおいで。今はちょっと私用で留守にしてるけど、
 この里にはあんたと同い年くらいの子がいるんだ。
 きっと気が合う…』

旅支度を整え、水竜を伴って里を発とうとした、丁度その時。


『魍魎だ、魍魎がくるぞー!』


見張り役らしき男が、櫓の上からそう声を張り上げた。


【狼牙志士隊の歩み・第二歩】


『男衆は武器を取れ!年寄りと女子供は地下の避難所に避難しろ!』


櫓から届いた声に対する里の皆の反応は、実に迅速なものだった。
瞬く間に里の入り口を槍や刀などを手にした十名ほどの男が固め、
戦えない者は里長らしき者の指示で迅速に避難所に向かう。


「…恩義に報いる好機、だな。俺も迎撃に加わるとしよう」

『あんた、大丈夫なのかい…?
 昨日あれだけ衰弱してたんだ、無理はするんじゃないよ?』

「問題ない。こう見えても、それなりに戦えるからな」


心配そうにするシズク殿にニッと笑って見せて、俺は防衛に加わる。
訓練を積んでいるようだが、実戦経験は乏しいのだろう、
全員緊張しているのが感じ取れた。


『くそぅ…楼華ちゃんがいない時に…!』

『あ…焦るな、訓練どおりにやれば大丈夫だ!』


中でも特に若い…といっても30歳前後だろうが、その二人は
緊張が明らかだった。

楼華、というのがこの自警団の指揮官なのだろう。
指揮官不在ならば、緊張するのも仕方ない。

が、余所者の俺が指揮を執るわけにも行くまい。
ならば…。

それから暫くして、魍魎の群れが里に現れた。
数にしておよそ十五匹程度だろうか。
外見は恐ろしいが、感じられる威圧感は、かつて敵対していた
悪しき龍とは比較するのも馬鹿らしいほど、小さい。

俺は刀を抜き放つと、尻込みする里の者を鼓舞するように、
先陣を切って魍魎の群れに斬りかかった。

突撃した勢いのままに、先頭の一匹。
そこから左右に刀を返し、その左右を固めていた二匹。

三匹倒したところで、魍魎が一匹、飛びかかってくる。
その勢いを利用して突きを放てば、魍魎の体をスゥッと刀が貫いて、これで四匹。

そこでようやく、里の自警団も攻撃に出た。
俺は変わらず前線で刀を振るい続け、魍魎を攻撃していく。


魍魎が全滅するのに、それから十分とかからなかった。





里では勝利の祝いにと、酒が振る舞われた。
とはいえ、いつまた襲撃があるか分からないからか、
一杯程度だったが。

それを頂いて、里の方々から何処で戦い方を学んだのか、
年は、強くなる秘訣は、などと色々と聞かれていると…
再び、町の入り口がざわついた。

魍魎の類ではない。
殺気の類が感じられないし、何より人々の声音が何処か
嬉しそうなものだったからだ。


『ん?魍魎が出たと聞いていたが…誤報か?』


そちらの方にふと視線をやる。

…虎だ。虎が立って喋っている。
この世界にも獣人はいるのだな、などと思っていると、
自警団の面々が拝礼した。


『これは、ギ・ローウェン将軍!いえ、魍魎が出現したのは確かですが…
 あそこの若武者が加勢してくれたお陰で、難なく撃退できました』

『ほう…あの若者か』


自警団の者の言葉に促されて、虎の隻眼が俺に向けられる。
獰猛そうに見えて、意外と優しい光を宿した目だ。


『見たところ、流浪の身のようだな…。…どうだ、若者よ。
 イズレーン皇国に仕えるつもりはないか?』


人の良さそうな笑み…だと思しき表情で、虎将ギ・ローウェンが言った。
正直、俺は誰かに仕える、というような状況ではなかったが…
この心優しい人々が暮らす国を守れるのであれば、それも悪くないなと。

そう思って、差し出されたギ・ローウェンの手を握った。

…肉球でぷにぷにしていたのか否かは、軍事機密だ。
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Comment

 

「肉球……」

うちの猫好きが顔出す前に(`・ω・´)

魍魎が小さいだと!
一体狼厳さんは今までどんな悪者(ぇ)と戦っていたんだ……!
そろそろ楼華ちゃんがナンpじゃなくて勧誘されるのかなー、待機です!
  • posted by X 
  • URL 
  • 2013.04/14 10:25分 
  • [Edit]
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NoTitle 

X殿>
ローウェン殿の肉球の有無ってどうなのでしょうな…
あったら、頼んだら触らせてくれそうですが(`・ω・´)

ふふふ、前いた世界では、大きな腐りかけた、
人々の怨念が集まって出来た龍とかいたのですよ…!

楼華はまだ大分先だったりします…次はピピン君の
予定!(`・ω・´)
読んでくれて有難うですよー!(´∀`)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.04/14 10:32分 
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肉球に反応して中身が出てきました(´ω`)
私もプニプニしたい・・・!

腐りかけのドラゴン・・・、バラも○ゾンビさんですか(違
  • posted by 風一家の中身 
  • URL 
  • 2013.04/14 12:49分 
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風一家の中身殿>
わーい、コメント
有難うございます(*´ω`*)

肉球良いですよね…!
ぷにぷにしたいです!
今回来た援軍がギさんだったから
登場して貰いました(*´∀`)
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.04/14 13:48分 
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