狼牙志士隊の日誌

イズレーン皇国所属・狼牙志士隊の日誌

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恋文-3

何となく思い付いたので、恋文の続きで
完結編を書いてみました(´・ω・`)

ちょっと時間かかったのは色々と調べていたからなのです…orz






狼厳が、恋文を貰い、その返事をするために屋敷を出た。

それから、約2時間。
ここから呼び出された場所まで、往復でも1時間とかかるまい。

やけに遅い…。
私も楼華も、何となく落ち着かず、屋敷の中で妙にそわそわしていた。


【恋文-3】


「…楼華もセルヴィスも、少し落ち着け。
 狼厳の事ならば心配はあるまい。じきに帰って来よう」


私達の様子に、苦笑しながら老師がそう言う。
私達とて、頭ではそれを理解してはいるのだ。だが、何故か…
落ち着いていられない。

焦燥感、とでも言うのだろうか。
そうしたものを感じずにはいられなかった。


「…狼厳さん、なんて返事なさったんでしょうね…」


ポツリと、楼華が呟く。


「…さてな。あいつの事だ、そもそも本当に恋文だと
 気付いていたのかどうかすら、怪しいものだと思うが」


そう、私達も直接、狼厳の口から恋文を貰った、などと聞いたわけではない。
狼厳が出かけて暫くしてから、老師から聞いたのだ。
あの時の意地悪そうな顔から判断して、私達がこうなるのを見越した上での
発言だったのだろう。


「ただいま」


そんな話をしていると、玄関の戸が開いた音がした。
反射的に立ち上がった楼華が、パタパタと出迎えに行った。
私も楼華に続いて、玄関に向かう。


「お帰りなさい、狼厳さん」

「随分と遅かったな。一体何処を…」


ほっつき歩いていたのか。そう尋ねようとした矢先に香る、甘い香り。

狼厳の手には、イズルミで有名なパン屋と菓子屋の袋と共に、
淡いピンクの美しい花束が抱えられていた。


「ほう…胡蝶蘭か」

「爺様は知っていたか。…この花を2人に、と思ってな。
 それと、これも土産だ。三色団子に、卵のサンドイッチ。
 爺様にもクレープを買ってきた」


この花を私達に。そう言った時、老師は驚いたような顔をして、狼厳を見た。
狼厳がそれに小さく笑って返すと、老師もニヤリと笑って、狼厳の肩を叩いてから、
クレープを受け取って部屋に戻って行った。


「…どうしたのだ、2人とも?」

「さあ…?」


私と楼華が顔を見合わせていると、狼厳が私達の頭をぽん、と撫でた。


「…まぁ、これからも宜しく、という事だ。
 では、俺は部屋に戻っているよ」


それだけ言って部屋に戻る狼厳を見送り、私達はそれぞれの部屋に
ピンクの胡蝶蘭を飾り、団子とサンドイッチは皆で食卓に集まって、雑談をしながら頂いた。


胡蝶蘭のほんのりとした甘い香りが、屋敷に満ちていくような、そんな気がした。
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Comment

NoTitle 

ピンクの胡蝶蘭、ね。成程…(ニヤニヤ)

ピンクが重要って事か
しかしこの男どうしたものか…
そもそもこの男がそれを知って買ったとも思えないんだけど
きっとそれを分かってて買ってるんだろうなぁ
ウォルフとのやり取りを見る限り

で、この先どうなるんです?←
  • posted by 皇帝 
  • URL 
  • 2013.03/19 21:08分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

皇帝殿>
ピンクが大事なのです…!
そうでないと意味がないのです(゚д゚)
これを調べるのに時間かかりました!

ちなみに花屋の店員さんに聞いて買いました。
えぇ、当然瓦版のネタです(何)

Σこの先ですって!?
…鍵つきになりそうな予感しかしない!(貴様
  • posted by 侍 
  • URL 
  • 2013.03/19 21:28分 
  • [Edit]
  • [Res]

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